御岳山と乗鞍岳を望む高根町。春には野麦峠まつりが開催、夏にはキャンプやハイキング、秋には紅葉の散策や日和田高原の白樺林などへドライブに、冬はゴールデンウイークまでご利用いただけるチャオ御岳マウントリゾートがウィンターシーズンを迎え、2月には雪合戦なども開催され、季節ごとにイベントが開催され、四季折々の大自然を心ゆくまで満喫できます。
高根町エリアの特徴
野麦峠を擁する地、今やスポーツのメッカに
明治から大正時代、貧しい飛騨から遠く信州へと糸引き稼ぎに行く娘たちが通った野麦街道。吹雪の中に歩いた街道の難所、標高1,672mの野麦峠が高根町にあります。生糸の輸出を支えた女工史は、小説や映画「あゝ野麦峠」でも語られています。現在は、夏でも涼しい気候と高地の環境を求め、アスリートたちがトレーニングに訪れる地として注目されています。また、その気候を活かして栽培される在来の品種「火畑そば」が名物で、味と香りは蕎麦通を唸らせます。高根町を訪れたら御嶽山の北端・継子岳を眺めることを忘れずに。継子岳は富士山のように見えることから「日和田富士」の別名があり、雄大なスケールで魅了します。
高根町の自然を楽しむ
御岳山と乗鞍岳を望む高根町、歴史が紡ぐ美しい眺望
北を乗鞍岳、南を御嶽山に挟まれ高地にある高根町。この自然環境を活かし、トップアスリートも訪れる世界に誇るトレーニングスポットとなっています。高地トレーニングは気圧が低く、酸素濃度が薄い高地で練習することにより心肺機能が高めることができるとして、様々な競技のアスリートに取り入れられています。また御嶽山の北麓、標高1300mに広がる日和田高原では、南北4kmにわたって峰々を連ねる御嶽山、その北端の峰である継子岳の絶景を眺めることができます。この眺望は、南の峰が継子岳に隠れてしまうため、きれいな富士山型に見え、日和田富士と呼ばれています。日和田高原には、白樺林が続き、杣ヶ池(小三郎池)や小川があり、春の水芭蕉や、初夏のレンゲツツジなど季節ごとに野の花も楽しめます。
高根町のオススメスポット
自然と歴史の町、高根町
2005年に清見村・荘川村・宮村・久々野町・朝日村、吉城郡国府町・上宝村と共に高山市に編入された高根町。生糸の輸出を支えた女工史、小説や映画「あゝ野麦峠」でも語られる野麦峠があり、歴史あるエリアです。
野麦峠は標高1672m。飛騨(岐阜県)と信州(長野県)の県境にあります。かつて、鎌倉街道、江戸街道と呼ばれ、飛騨と信州、江戸を結ぶ古くからの重要な路線でした。また、富山県で水揚げされた鰤(ぶり)を信州へ運んだ街道でもあったことから、別名「鰤街道」とも呼ばれていました。現在は岐阜県立自然公園として、ハイキングやウォーキングなど楽しんでいただけるよう整備されています。夏には新緑、秋には紅葉と四季折々の景色を楽しむことができ、人気のスポットです。
また塩沢温泉七峰館や星降る宿塩沢山荘では「美人の湯」とも呼ばれる炭酸水素塩温泉が心身ともに癒してくれます。タカネコーン(8月~9月限定※)や火畑そば(乾麺そば50%)などの特産品は、高地を活かし作られ他にはない甘みや味わいが人気です。高根町日和田地区には、農地や小道のあちらこちらに石仏がたたずんでおり「日和田高原石仏巡り」として町内各所にある石仏を巡ることができます。
高根町のイベント
高冷地を活かした特産品や季節感あるイベント
高根町は高冷地を活かした特産品として「タカネコーン」や「火畑そば」を栽培しており、主要イベントでも多く販売されています。標高1000~1300メートルの高地を利用して栽培される在来種の小そば「火畑そば」は、ルチンが多く含まれ、風味と香りが高く、山いも粉を入れるとツルツルとした食感の美味しいお蕎麦。秋に開催される「火畑そば収穫祭」には、多くの蕎麦好きが集います。
また、毎年5月には、野麦峠山開きとともに、長野県と合同で野麦峠祭りが開催され、参加者を募って行われる工女行列や、子供たちの餅つき大会などが行われます。毎年2月に開催される「東海雪合戦大会」では、白熱した戦いが繰り広げられており、高根町では四季を感じるイベントが多く開催されています。