御母衣ダム

御母衣(みぼろ)ダムは、庄川を堰き止めて造られた高さ131メートル、長さ405メートルの巨大な日本初のロックフィル式ダム。ロックフィルダムは、岩石や土砂を積み上げて構築する形式のダムのことで、完成当時はその巨大さから「20世紀のピラミッド」とも形容されました。湖水面積8.8平方キロメートル、設置の御母衣発電所は最大出力215,000キロワットのダム湖。堰堤の一部が展望台になっており、御母衣湖の静かな湖面の眺めが美しい絶景スポットです。
このダムの建設により旧荘川村の一部がダム湖の底に沈むことになるため、当時は大きな反対運動がありましたが、電源開発㈱の熱意や村民の協力により建設が実現。村の2つの寺にあった桜の老木が水底に沈むことを知った電源開発㈱の初代総裁・高崎達之助氏がなんとか、この桜を救うことができないかと奔走。桜博士の笹部新太郎氏と協力し、不可能ともいわれた巨桜の大移植を実現しました。以来、2本の桜は荘川桜と呼ばれ、樹齢500年経った今も故郷のシンボルとして毎年美しく咲き誇っています。

スポット概要

住所 岐阜県高山市荘川町中野
アクセス JR高山駅より濃飛バス白川郷行荘川桜下車すぐ(季節停留所) 東海北陸自動車道 荘川インターチェンジ下車 国道158号、国道156号経由約15分

周辺MAP

MENU