05, 飛騨国分寺塔跡(日本遺産構成文化財)

奈良時代の飛騨の歴史が判明 高山市総和町にあり、大イチョウや三重塔がそびえる飛騨国分寺。境内には高山城から移されたといわれる鐘楼門などがあります。 国の重要文化財である本堂は室町時代の建立。本堂の東側には、玉垣で囲われた塔心礎石が据えてあります。飛騨国分寺は天平13年(741年)の詔により、天平勝宝9年(757年)ごろまでには完成していたといわれ、この心礎は創建当時のものと推定されます。礎石の形状はほぼ方形で、上面に円柱座を造り、その中央部に円形の穴があけられた「ほぞ穴式心礎」です。石質は地元で「松倉石」と呼ばれているリュウモン岩です。 古代の国分寺と国分尼寺金堂が確認されたことは、奈良時代における飛騨の歴史の解明に大きく寄与しています。

スポット概要

住所 岐阜県高山市総和町1丁目

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